ハリオ V60 ドリップスケール・ドリップステーション レビュー

カリタのナイスカットミルを購入して約一年。

気ぜわしい日々のなか、自分のためだけに、丁寧にコーヒーを淹れる時間だけは、確保するようにしています。ひとつのことに集中し、こだわり、達成する大切さを、見失いたくないからでしょうか。

そんな時間を、とことん深く楽しませてくれるプロダクトがこちら。HARIO社のV60シリーズ。オトコ心くすぐられる逸品です。

HARIO ハリオ V60 ドリップスケール・ドリップステーション購入レビュー

米国での「サードウェーブ」コーヒーカルチャーのシーンに欠かすことのできないHARIO(ハリオ)ブランドのプロダクト(写真中央)。

HARIO社
1921年に創業した日本の耐熱ガラスメーカー。V60の発売は2005年とつい最近なのですが、米国での「サードウェーブコーヒー・カルチャー」の象徴的なカフェで、コーヒーを淹れるプロに支持されたことから、世界中でシェアを伸ばしているそう。

私は以下の4点をまとめ買いしました。

  1. V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2T と 01  VD-01T
  2. V60 ドリップスケール VST-2000B
  3. V60 ドリップステーション VSS-1T
  4. V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB

ハリオ V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2Tハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B ハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB

【購入動機】
・コーヒーを淹れる時間や豆や水の量による、味の変化を楽しみたい
・コーヒー器具を扱う自分に酔いたい

【購入レビュー】
・味のコントロールが行える「V60 透過ドリッパー
従来使用していた扇型のカリタ 101D ドリッパーも良い味でしたが、湯が通過するスピードは一定化されていました。円すい形のハリオ V60 透過ドリッパーは、底面に大きな穴があいています。このため、湯量を調整する余地があります。味のコントロールができる楽しさが拡がりますね。
ハリオとカリタのドリッパ比較

V60 透過ドリッパーはその機能の素晴らしさのみならず、デザインも美しいです。V60とデザインの統制がとれており、思わず揃えたくなります。
ハリオ V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2Tハリオ V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2T ハリオ V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2Tハリオ V60 透過 ドリッパー 02 クリア VD-2T

 

自分好みの味を探求できる「ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B
コーヒーの味を決める「コーヒー・お湯の量」と「抽出時間」を同時に計測できるすぐれもの。右側に0.1グラム単位で「量」、左側に「抽出時間」を表示するタイマーを同時に表示。豆の量、蒸らし時間、ドリップの時間と量が正確に管理できるので、毎回安定した抽出が可能です。あなた好みの豆に対し、ベストなお湯の量と抽出時間を探る旅に出かけましょう!
ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B


・コーヒーを楽しむための工夫が満載「ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B

HARIO V60のプロダクトは、”コーヒーを楽しむための道具としてあるべき姿を追求”されていることがよく伝わってきます↓

HARIO ハリオ V60 ドリップスケール

コーヒーの汚れが目立ちにくいブラックボディ。

HARIO ハリオ V60 ドリップスケール

うるさいBEEP音は一切なし。コーヒーをつくることに集中できる。また、(恐らく)オートパワーオフ機能は無し。連続して使う場合に、いちいち電源操作が不要に。さすが。

HARIO ハリオ V60 ドリップスケール

ボタンはふたつだけのシンプル構成。ボタンはタッチ式で、出っ張りがなく拭き取りやすいです。

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B ステンレスパネル
上面ステンレスプレートが清潔感を保ちます。

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B

ちなみに電源(電池)は単4×2。コンビニでも手に入ります。付属品にも電池がついています(動作確認用)。

 

私は V60 ドリップスケール に、コーヒースタンドであるV60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせて使っています。
ドリッパの着脱とサーバー・カップの管理を独立させられるため便利です。
ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせるハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせるハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせるハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせる
また、スケールとスタンドを組み合わせることで、なにより”かっこいい”。

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせた例。どうしょう。かっこ良いではありませんか。

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000Bにハリオ V60 ドリップステーション VSS-1Tを組み合わせた例。どうでしょう。かっこ良いではありませんか。

・コーヒーの色を楽しめる「ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB
コーヒーの色を楽しむために、プラスチックの取っ手や継ぎ目、過剰なラベル(400ml,500mlの表記はありますが、それ以外のラベルはほとんどなし)は一切排除されています。実にシンプルです。自ずと、置いた時の佇まいがなんとも美しい。ちなみに電子レンジ、食洗機対応。
ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TBハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TBハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB

フタの一部にシリコンが付いており、外れにくいです。くぼみがあるため、フタの上にドリッパも乗せておけます。
ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TBハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB
また、コーヒーの注ぎ口からの液ダレがありません。よく考えられています。

ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB

ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TBは液ダレしにくい

コーヒーを目で楽しませてくれる。まさに、耐熱ガラスメーカーの強みを活かしたデザインといったところでしょうか。かなりのお気に入りです。
ハリオ V60レンジサーバー600 クリア XGS-60TB

おいしいコーヒーを淹れてみましょう
1.豆を挽きます(2人分30gを入れます)。

DSC_7140

私はキャニスタに入れています。

2.ペーパーフィルタを折ります
DSC_7177

3.ペーパーフィルタを濡らします(紙の匂いを除去)

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

ドリッパをあたためる効果もあります

4.挽いた豆をドリッパに入れます
ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

5.表面を平にします

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

引いた豆の表面を平らにします

6.V60 ドリップスケールの電源をON
DSC_7210V60 ドリップスケール

7.カウンタをリセットしてスタート

TAREボタンを押下

TAREボタンを押下

ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B

STARTボタン押下でカウントアップ開始。(長押しでリセットできます)

8.ドリッパの中心に少量のお湯を注ぎ蒸らします

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

お湯を少し入れたらカウント。ここでスケールが役に立つと。

9.30秒経過後、抽出準備完了

30秒経過!

30秒経過!

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

余談ですが。コーヒーケトルはいつかこれが欲しいなーと。

10.お湯は中心にゆっくりと注ぐ
ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

緊張感を持ちましょう。

緊張感を持ちましょう。

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

450-600ccでしょうか。お好みにあわせて。

11.豆の量に対し15-20倍のお湯を注ぐ

12.2分半から3分以内で注ぎましょう
DSC_7288

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

できました!

14.香りをたのしみながら、美味しいコーヒーをどうぞ
ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方
ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

 

◆参考にした本「サードウェーブ・コーヒー読本

ハリオ V60でおいしいコーヒーの淹れ方

サードウェーブ・コーヒー読本を参考に淹れてみました。こちらの本は米国西海岸のコーヒー文化をさらりと読める感じの本です。コーヒーツールに関する考察も豊富ですよ。なにより挿入されている写真が美しいです。

 

コーヒーの味の探求に終わりはありませんよね。これから何年、何十年と楽しませてくれるプロダクトに出会うことが出来ました。

コーヒー

みなさんもコーヒーの世界を、V60シリーズで、探求されてみてはいかがでしょうか。

今回購入したV60シリーズ。これから毎日、自分が淹れるコーヒー 味の探求に終わりはありませんよね。これから何年、何十年と楽しませてくれるプロダクトに出会うことが出来ました。  みなさんもコーヒーの味の世界を、V60シリーズで、探求されてみてはいかがでしょうか。

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