憧れだったMy映画館
最近、家を新築しました。昔から憧れだった「ホームシアター – My映画館」を実現するべくプロジェクターを購入。機種はEH-TW8400でございます。かなりかなり気に入ったのでレビューします(素人目線ですみません)。ちなみにスピーカーはBOSE SOUNDBAR 700でございます(スピーカーレビューは別途)。
家族みんなで楽しむ大画面
妻は映画好き。私は動画を撮ることが好き。息子は恐竜のテレビが好き。そう、家族みんなが集うリビングにプロジェクタを設置し、大画面でコンテンツを映すことができたら、楽しいのではないか。そう考えました。
プロジェクタを設置した日。さっそくポップコーンをつくり、家族みんなで映画を楽しみました。投影直後の妻や子供の興奮した声・表情は忘れられません。
EH-TW8400を選んだ理由
私のプロジェクタの選定基準は以下のとおりです。
- 映画館の体験ができること
- 見た目がかっこいいこと
- 高い設置性があること
しっとりと品格のある映像
安価なプロジェクタは多数あります。しかし、ヨドバシカメラで映像を比較してみると、”映画館っぽい”画を出しているのは(かつ30万円以下のクラスの機種では)EH-TW8400でした。映像のキメの細かさはもちろん、なんというか、出てくる画に「品格」がありました。デジタル感があまりないというか、フィルムのしっとり感を感じられるというか。とにかくこの機種なら我が家を映画館にしてくれる…直感的にそう思いましたね。
バランスがとれた高級感あるデザイン
リビングに設置するプロジェクタは、その見た目も重要です。我が家は白基調なので、黒いボディやシルバーですと、異様に目立ってしまう。空間が分断されてしまう。EW-8400はホワイトベースで、我が家のインテリアにとても馴染むと判断しました。
高い設置性
薄型天吊金具(ELPMB30)が最高
ボディ本体は外形寸法(W×D×H) 520×450×170mm…でかいです。しかし、この薄型天吊金具ですと、天井にフィットし、それほど気にならないサイズ感になります。
妻も、そのプロジェクタ本体のデカさに心配していました。しかし薄型天吊金具 ELPMB30で設置後は「全然気にならない。画が綺麗だからどうでもよくなる。」と言ってくれました。私もそう思います。
それにしてもELPMB30、とても良いのですが、若干設置が難しいことと、価格が高額(これだけで小さなプロジェクタ買えるw)であることがやや欠点でしたが。まぁ、それを差し引いても、魅力あるオプションです。おすすめです。
設置
設置時はやや大変でした。同じような見た目の複数の金具を、向きを揃えながら組み立てるのですが、説明書に対して金具の向きをあわせるのに、苦労しました。想像力を試されますw
天井に金具をとりつけ。ちなみに新築時に下地をいれておいてもらいました。天井に穴をあける瞬間は、どきどきしましたが…汗。設置時はクロスラインレーザーの使用をおすすめします。
じいちゃんにも手伝ってもらい、二人がかりで天井へはめ込みました。一人では厳しい設置作業です。必ず二人以上での設置をおすすめします。
接続
ちなみにケーブル周りは、新築時に位置を計算したうえで配線してもらいました。パントリー内に機器(Apple TV,Google Chrome,Fire TV Stick,Blu-rayなどをつなげています)。ちなみにパントリーにも放熱用の排気ダクトをつくってもらいました。
HDMIケーブル、LAN、電源ケーブルをはわせました。配線は家の設計時にあらかじめ敷設してもらいました。
EH-TW8400設置中。
ちなみに接続ケーブルは↓です。
テストパターンを表示させ、設置作業に入ります。
引っ越し直後の設置で、家が汚くてすみません。
我が家は約5mの投影距離です。電動ズームと高いフォーカスレンズシフト幅( 上下96% 左右47%)で、あっという間に調整できました。当初うまく設置できるか心配していましたが、不要でした。
我が家はロールスクリーンではなく、プロジェクタ専用の壁紙(シンコール社製)へ、直接投影としました。(壁面を間接照明と併用させたく、すっきりとさせるためです)
使用感
明るさ
我が家は窓に遮光式のロールスクリーンを設置しました。明るさ 2,600lm、コントラスト比 1,000,000 : 1。プロジェクタ用壁紙への投影のためか、「シネマ」モードなど、暗めの設置ですと、部屋が明るい場合にやや暗部がつぶれます。もちろん、もう少し明るい設定の「デジタルシネマ」や「ブライドシネマ」モードにすれば全く問題はありませんが。部屋を暗くすれば、「シネマ」モードでも暗部までしっかり観られました。
動作音
EH-TW8400の動作音は、静かです。プロジェクタの真下(1.5mほどの距離)で映画を観ているのですが、「シネマ」モードで動作させているとその音に気が付きません。明るいモードにすると、若干音がしますが、エアコンのほうがよっぽどうるさいかと思います。
メンテナンス
自動開閉式のレンズカバーでレンズきれい
本体レンズ部は自動的にカバーで収納されます。ホコリが入るのを防止してくれます。リモコンをONにした直後、小さなモーター音がウイーンとなり、レンズが見えてくる姿に、息子は興奮。「これから映画がはじまるよ!」という雰囲気を醸す演出として成立していますw
大きな排気口
こちらにエアフィルターが入っています。汚くなったら交換する必要があるようです。
買ってよかったEH-TW8400
はっきり言って、とても良い買い物をしました。期待以上でした。
我が家の中心に EH-TW8400
友人をさそい、その友人と一緒に行った旅行の写真をスライドショーで観ています。みんな大喜びです。静止画もしっかり、くっきりと描画してくれるので、一眼レフで撮影した美しい写真も満足に表示してくれます。重い一眼レフで撮影した写真、せっかくならみんなできれいに楽しみたいもの。その希望をかなえてくれるEH-TW8400です。
安価なプロジェクタは多数存在します。一方、EH-TW8400は比較的高額ですし、本体も大きく、設置にもなかなか苦労をするプロジェクタです。しかし設置後に得られる満足感は格別です。いつもの壁を撃ち抜いて、家族を異世界へ連れて行ってくれるマシンのような存在。買って大正解でした。大満足です。EPSONさんありがとう。
テレビを捨てました
我が家は先日、テレビ(SONY BRAVIA)を処分しました。テレビ線も引いていません。奥さんの意見でした。リビングの中心に真っ黒な巨大な画面があり、照明のようにテレビをつけていると、家族がいつもそればかりに吸い込まれてしまう。うん、確かにそうでした。
プロジェクタは、それを観るために環境を作る必要があります(部屋を暗くしたり、オーディオをセットしたり、ポップコーンを作る時間…などw)。これは結果として、映像作品に家族でしっかりと向き合うという儀式でもあります。テレビで作品を観ていたときよりも、家族との会話が増えた気がします。
EH-TW8400おすすめです!
忙しい毎日、くたびれた金曜日の夜、自分へのご褒美に好きな映画やライブ、自分で撮影した写真や動画を観て、プロジェクタの美しい映像で心を動かす…そんな楽しみ方も素敵ですよね。
美しい画を楽しむためのプロジェクタEH-TW8400、みなさんにもおすすめです。ぜひどうぞ!